【香川遠征】エ□漫画音読するために瀬戸内海越えた話【前編】
※本ブログは非常に公序良俗に反する内容となっております。18歳未満の方やデュエルマスターズ関係者各位、およびなぜるファミリー以外の香川県民の閲覧は御遠慮ください。
前回の記事はコチラ
naitoharutolovenanami.hatenablog.com
「せん…ぱぁい♡もうダメ、だして!!中でいっぱい、あ、イッちゃううううううううううう!!」
__国境の長い瀬戸大橋を抜けるとイキ国であった。
静かな貸しペンションの中に響き渡る
成人男性の喘ぎ声と観客の笑い声が耳を刺す。
目の前にいる男性はエロ漫画を読み終える
と凛とした表情でこう宣言した。
「じゃあ9000以下破壊で」
そう、ここは性のデュエマ大会の会場。
この場において必要なのは常識でも知識でも運でもない。理性を捨てデュエルマスターズのためにエロ漫画を朗読する覚悟である。
恥を捨ててまでも勝利を追い求める貪欲な精神、これこそが四国に生まれた男の宿命なのだと目の前の惨状を見て実感した。
しかし私にも九州男児としての誇りがある。
すぐさま筆者もエロ漫画に手を伸ばした。
__これは4日間にもわたって香川県
で繰り広げられた冒険と激闘の物語である。
………………
………………………………………
【目次】
登場人物紹介(オフ会前の主観)
なぜる
香川を牛耳るギャング『なぜるファミリー』の首領にしてマスコット。ちなみに無職らしい。
Twitterではドギツい投稿を連発しているため、相当なバケモンだと予想されるが……?
使用カードは«超変龍那 ゼルトSEXT»
【彼に関しての最新時はコチラ!】
nazeru.jimdofree.com
いかクラゲ
香川在住。別名『マッチングアプリエキスパート』。数多のマッチングアプリを経験し数多の失恋を乗り越えてきた恋愛強者(精一杯のフォロー)
Twitterでは比較的大人しく真面目な性格の好青年だと予想されるが……?
使用カードは«魔光童帝 エロ・グリフィスI世»
トナ
香川在住の社会人。デュエマのCS(大型大会)でよく入賞している姿をみかける生粋の決闘者。
ガンダムシリーズとエロゲに関するツイートが
多く、『RIDDLE JOKER』では千咲が好きらしい。
しかし、Twitterを見る限りキモスギツイートも見られないので、なぜるファミリー内では一般人寄りに分類される。
使用カードは«熱愛連結 ガイナゼル・セックス»
福介
『なぜるファミリー』内の常識人枠。
風紀委員的なポジションであり、一般常識を我々に説こうとしている。ファミリーにおいては珍しく、特に目立った黒歴史も無い。
しかしToLOVEるの古手川が懐柔されたことからも分かる通り、常識とは所属する集団や社会によって大きく異なるため、クレイジーなメンバーの多い本集団においてはむしろ浮いてしまっている。ちなみにジュエルペットに精通している。
使用カードは«太き重機 マヨラゴン
zero
本ブログではおなじみ、筆者とともに九州から魔の国香川へやってきた狂人。某聖杯戦争なら確実にバーサーカー。
筆者と同じく、ファミリーのメンバーとは今回初めて顔を合わせるため、この度ついにその本性を四国のヒョロガキどもに見せつけることになるだろう。今からワクワクが止まらない。
使用カードは«那那那ナゼアール・ブランド»
ナイトハルト
本ブログの筆者。九州在住。
何故か周りから異常者扱いされている一般人。
最も興味のある学問はバイオテクノロジーで、最終目標は金髪ロリ巨乳、あるいは銀髪巨乳お姉ちゃんの養殖である。ちなみにエンジェウーモンで精通している。
使用カードは«
よしぼ〜
香川在住のなぜるファミリー。
デュエマをしているらしい。
まだ情報が少ないが、デュエマをしているだけでなぜるファミリーに入れるわけが無いので、恐らく己の中に眠れる怪物を飼っている。
(1日目のみ登場)
赤ワイン
香川在住のなぜるファミリー。
デュエマ廃人でありネトゲ廃人。
一応本来のニックネームは『蓮華』だが、
デュエマの約束をすっぽかして赤ワインを買いに行った前科があるため、皆から赤ワインと呼ばれているらしい。草。
(2日目のみ登場)
第1章 侵略!いかクラゲ
【1日目】
行きの新幹線編
都会に住んでいる民には意外かもしれないが、九州から香川に行くよりも九州から東京に行く方が簡単である。
九州から東京に行くには各県の空港から東京行きの飛行機に乗るだけだが、九州から香川に行くためには
①博多まで新幹線(福岡民なら省略可)
②博多から乗り換えて岡山まで新幹線
③岡山から瀬戸大橋を渡る電車に乗り換え
の3つのステップを踏まなければならない。
故に距離的には四国の方が近くても、旅行の難易度としては遥かに東京の方が易しいのだ。
つまり必然的に移動時間は長くなり、
新幹線の車内で暇を持て余すことになる。
そのため、予習も兼ねて香川県内に聖地があるアニメをダウンロードして見ていたのだが…
ワイ「ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙!!!!!!!!!(ブリブリブリブリュリュリュリュリュリュ!!!!!!ブツチチブブブチチチチブリリイリブブブブゥゥゥゥッッッ!!!!!!! )」
隣の席のおじさん「!!!!!???」
鬱アニメだった。
自由席だったので、たまたま相席していた見知らぬおじさんが心配そうにずっとこちらを見ていた。そりゃ見知らぬ成人男性が涙流しながらスマホ見てたら誰だってビビりますわ。
__こうして筆者は香川行きの電車の中で
見知らぬおじさんの同情の眼差しを受けながら
『
遭遇!なぜるファミリー編
zero「『ゆゆゆ』の1期、見終わりましたか?」
ワイ「大赦はクソ。」
電車から降りると、トナさんとよしぼ〜くんが迎えに来てくれた。
ワイ&zero「「初めましてよろしくお願いします」」
トナ「どもども。じゃあ行きますか」
よしぼ〜「ちなみにどっちがどっち?」
ワイ「ナイトハルトです」
よしぼ〜「あぁ、ヤバい方ね」
ワイ「………」
自己紹介も済ませた一行は他のメンバーたちとの待ち合わせ場所であるカドショに向かった。
☆☆☆☆☆
トナ「エヴォルピアキラスターイザナギ緊急再誕エヴォルピアキラスターシャッフ宣言5キラスターアタック時イザナギ緊急再誕キラスター(ry」
ワイ「投了で」
カドショで数時間ほど遊んでいるとファミリーが続々と集結してきた。なぜる、福介、ワカメ・ジール、そして………
???「(^q^≡^q^)ドタドタドタドタバイトで遅れちゃいましたー!!ンーワシワシ(☝ ՞ਊ ՞)☝」
__なんかやべーの来た。
やたらハイテンションな男がこちらに向かってくる。直感でわかる。ヤツとは目を合わせては行けない。小学校の防犯教室で習ったことを記憶の彼方から引っ張り出す。
そんなとき、ふとファミリーの中
の誰かが彼に声をかけた。
「遅いぞいかクラゲ」
A.ごめん、俺が悪かった。
人を見る目にはそこそこ自信があったのだが、Twitterと現実に差がありすぎた。
マッチングアプリを一通り試している、と聞いていたので相当な陽キャが来ると思っていたがやってきたのは未確認生命体であった。身体をありえん方向に傾けながらオーバーリアクションで他人の話に相槌を打つその様は某大罪司教を彷彿とさせる。
一周まわって彼とマッチさせられた女性がどんな人物なのか好奇心が湧いてきた。
1日目はメンバーと一通り交流するだけにとどまったが、中でもいかクラゲとのファーストコンタクトはこの旅で1、2を争うほどの衝撃だった。
その後福介宅にお邪魔し2日目のカラオケに備えて身体を休めるのだった…
第2章 うたは☆ごらんのざま♪音量2000%
【2日目】
福介「今日は4人でうどん屋をハシゴして
皆でカラオケ行く」
朝8時頃、福介くんから
本日の予定が告げられた。
__香川のうどん屋をハシゴ。
香川県と言えばうどんで有名だろう。一説によるとコンビニの数よりうどん屋の数の方が多く、また香川県民はポッキーゲームの代わりに1本のうどんを両端からすすり合う風習があるのだという。
それほどまでに香川のうどんは
美味しいのだろうか?
期待に胸が高鳴った。
福介「あれ、運転手まだ起きてないのか」
ワイ「今日もトナさんじゃないの?」
福介「いや、
いかクラゲ。」
期待は不安へと変わった。
ハンドサイン事件編
いかクラゲ「\( 'ω')/ヒィヤッハァァァァァァァア!!!」
いかクラゲカーの乗り心地は思ったよりも良かった。てっきりハリウッド映画ばりのカーチェイスに巻き込まれるかと思ったが、比較的安全運転だ。
…アニソンが流れる度に運転手のテンションがバグることを除けば、だが。
しかし、一行が1件目のうどん屋に着く直前、
とある事件が起こる。
いかクラゲ「(^o^)ソイヤッソイヤッ……ん?」
突如いかクラゲが冷静になった。
悟りでも開いたのだろうか?
いかクラゲ「なんかあのおじさん、こっちに向かってハンドサインしてね?」
窓を見ると確かにおじさんがこちらに向かってこの先の道路を指さして必死に何かを伝えようとしていた。何かあるのだろうか?
いかクラゲ「…特に何もなさそうだけど。まぁいいや╰(‘ω’ )╯三ヒァウィゴゥ」
謎のおじさんの忠告を無視して
ハンドルを切るいかクラゲ。そして……
いかクラゲ「あ、やべ。
この道路一方通行だわ」
不安は恐怖へと変わった。
魂のソウルシャウト編
いかクラゲ「うどん、どうでした?」
ワイ「今まで食べてたのはただのうどん粉で作っただけの物体だったのかもしれない」
結局その後うどん屋を3件回り、本日のメインイベント会場であるカラオケ店に着いた。会場についてしばらくするとメンバーが続々と集まった。計8人の大所帯である。
部屋へやってくると各々
準備に取り掛かりそして
紙をシバキ始めた(決闘者の宿命)
ちなみに中にはデュエル中に歌の順番が来てしまい、歌いながらデュエマする男もいた。そう、筆者である。
☆☆☆☆☆
zero「お、ワイの番やな」
カラオケ開始から数時間が経過した頃、ついに筆者とともに九州からやってきた怪物がマイクに手を伸ばした。
どこか神妙な雰囲気に場が静まり返る。
__このメンツの中で唯一彼が何を始めるかを知っていた筆者だけは耳を塞いだが。
zero「それでは聞いてください。『
【元曲】
youtu.be
軽快なイントロが流れ、テレビの画面にはピカチュウがボールを転がすシーンが表示された。
さぁ戦くがいい、四国のヒョロガキども。
これが平成最後のジャイアンと呼ばれた
男の
zero「ドラゴンゴースト地面飛行毒虫水電気岩草悪氷ノーマル炎格闘鋼エスパーフェアリィイイイイイイ!!!ガシャーン(勢い余ってマイクを地面に投げつける音)」
香川のとあるカラオケ店に、
その日雷鳴が轟いたという。
☆☆☆☆☆
zero「ふー、歌った歌った」
彼の歌が終わる頃、誰一人として耳を手で覆っていない者はいなかった。きっとトリコが実写化したらゼブラ役は彼だろう。
そしてなぜかマイクを持ったままの彼は筆者にアイコンタクトを送ってきた。
zero「(そろそろ "アレ"やるぞ)」
ワイ「(まさか "アレ" を!?今日初めて会う赤ワインもいるんだぞ!!?)」
zero「(構わん。名誉と威信にかけてこの曲を歌わずに九州に帰ることは許さん)」
ワイ「(……わかった。俺も腹をくくろう。)」
次の曲もポケモンの主題歌で『ハイタッチ』。ダイヤモンド・パール編のOPでサトシとヒカリがデュエットして歌った名曲である。
【元曲】
youtu.be
そう、この曲はデュエット。
すなわち、歌い手は2人必要である。
筆者は意を決してマイクを持ち
彼の隣に立った。
ワイ&zero「「うまくいったらハイタッチィイイイ!!へこんじゃってももとどおりイイイッ!!!」」
いかクラゲ「あ、この曲歌えるわ」
ワイ&zero&いかクラゲ「「「うまくいったねハイタッチイイイイ!!バトル相手とハァアンドシェイッ!!!!!!」」」
その日、四国には終末の鐘の音
が鳴り響いたという。
【被験者記録】
ZERO×ナイトハルト×いかクラゲ(ちょびっと)のハイタッチ、威力が核ミサイル並みにおかしい pic.twitter.com/TuZhigdyub
— 福介 (@Fukusuke1189) January 5, 2022
※ドラッグパーティではありません。
__しかしこのときは思いもしなかった。
これが
後編に続く