ナナミロク

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【夏休み宿題】工口漫画しか読んでない無職の読書感想文【クソ記事】

読書感想文
サムネ用




毎日何気なくYouTube見てたらいつの間にか夏休み最終日で宿題終わってないこと思い出して現実逃避してる全国のヒョロガキのみんな、こーんにーちはー!(教育番組風)


毎日が夏休み、23歳無職のおにいさんだよ!今日はよい子のみんなと一緒に自由研究に次ぐ強敵、読書感想文を書いてみよう!


みんなはこの夏、たくさん本を読んだかな?


おにいさんはね、





























工口漫画 購入履歴
今月エロ漫画しか読んでねぇ(迫真)



というわけで今回は読書感想文を書かないければならないがエロ漫画しか読んでなかったときに役立つテクニックを解説しよう。




【目次】

レギュレーション

まずは読書感想文を書くにあたってルールの確認をしよう。「青少年読書感想文全国コンクール」によると、主なルールは下記の3つである。



 ①読書感想文は、当コンクールによって決められた本についての感想を書く「課題読書」と自分で選んだ本の感想を書く「自由読書」の2種類がある
 
 ②年齢によって階級が存在し、➊小学校低学年(1,2年)➋小学校中学年(3,4年)➌小学校高学年(5,6年)➍中学生➎高校生 の5つの階級が存在する

 ③②の階級によって文字数上限が異なり、➊本文800文字以内 ➋➌本文1200文字以内 ➍➎本文2000文字以内 という制限がある


www.dokusyokansoubun.jp



このルールで工口漫画の感想文を書こうとするとどういうレギュレーションになるかというと、



 ①「自由図書」(工口漫画は課題図書の中に存在しないため。当然である)
 ②➎高校生(工口漫画は18歳以上しか読めないため。地域によってはダメなとこもあるので担任と相談するとよい)
 ③本文2000文字以内


となる。これらのルールを守り書くことにする。




選書

 さて、ルールが定まったところで早速書いていこう...と言いたいところだが、書き始める前に注意すべき問題はまだある。それが「選書」、つまり感想を書く本選びである。


「いや『自由読書』だから自分の好きな工口漫画の感想書きゃいいじゃん!」と言いたくなる厄介オタクな読者の方もいると思うが、一度考えてみて欲しい。



9月1日の始業式の後、職員室。

担任は生徒たちから受け取った
読書感想文にざっと目を通していた。
もっとも教師はやることが多いので、
タイトルを流し読みするくらいにとどめるが。
まずは枚数を数えてクラス全員が
出していること確認する。
よしよし、今年は全員書いてるな。
さて、内容は





























 「『敗北エルフ~オークの強制アクメ調教~』を読んで」



























9月2日は緊急職員会議だろう(確信)




というわけで明らかにタイトルだけでエロ漫画とわかるようなものは読書感想文には向かないのだ。レギュレーション的には問題ないかもしれないが、三者面談くらいは覚悟しておいた方がいい。


故に、ぱっと見小説のタイトルにありそうな作品を選書することが望ましい。ここでは、リナリアという花の花言葉がタイトルに用いられており、かつ股間に与えるダメージ量が最高クラスのマイフェイバリットエロ漫画この恋に気づいて(だにまる 著)を題材として選ばせていただく。



この恋に気づいて だにまる




執筆の際に役立つ表現

さて、ルールを理解し、選書も完了した。
いよいよエロ漫画の執筆に入ろう。


しかしこれからが本番だ。後輩OLのヒロインが恋人に振られて傷心中の主人公をラブホに連れ込み朝までドチャシコ獣ックスするだけの漫画を2000文字以内で感動的なラブストーリーに見せなければならないからだ。


一応後日談で他の女と飲みに行った主人公が嫉妬した辻中にエッチなおしおきされる話も収録されているが、それを含めても合計50ページ強の短編である。


しかも「ちんちんがイライラした」「すんごい濃いのが出た」「俺も後輩に授乳手コキされたい」など書こうものなら職員室に連行される可能性が高い。できるだけ直接的な表現を避けつつ「エッチだった」ということを読み手に伝えなければならない。


そこで役に立つのが
「あえて曖昧に書く」
テクニックだ。


たとえば「ちんちんがイライラした」は言い換えると「読んでいて熱いものを覚えた」となる。股間が熱くなってるから嘘はついてない。


他にも「エロアニメになった」は「映像化をはじめ様々なメディア展開を見せるほど根強い人気がある作品」と表現できる。嘘はついてない。



この恋に気づいて THE ANIMATION



以上のように、できるだけ抽象的に言い換えることを繰り返し文字数を稼ぎつつ、かつ本来の作品を知らない人が読んでもエロ漫画だとわからないようにすることが大切である。


それでは以上の点を踏まえて、
次章から書き始めることにする。



読書感想文

「この恋に気づいて」を読んで
 近年、日本では未婚化、晩婚化が社会問題となっている。女性の社会進出や若年層の貧困化など様々な要因が挙げられているが、きっとそのどれもが影響を及ぼしているのだろう。ひとつ言えることは、社会的な要因によってひとびとは自由に「恋」ができなくなっているのではないか。「恋」に臆病になっているのではないか。私はそのような「恋」の在り方に疑問を抱いていた。本作「この恋に気づいて」に出会ったのはそんなときだ。
 平凡な会社で働く主人公の小林友一には最愛の恋人がいた。どんなに辛い仕事も恋人を心の支えにして乗り越えてきた。しかし友一はその恋人の誕生日に彼女からの電話で一方的に破局を宣言されてしまう。失意のどん底に突き落とされてしまった主人公だったが、そんな彼を救ったのは部下である後輩の辻中みほだった。彼女は密かに友一に想いを寄せていた。仕事にも愛する人のためにも全力な彼の姿に惹かれていた。だが、恋人がいる友一の迷惑にならないように一定の距離間で接していた。本作は「恋」に裏切られた男、友一と「恋」を諦めていた女、みほのふたりが織りなす恋物語である。
 さて、本作の一貫したテーマとして挙げられているのが「実直であれ」ということである。主人公である友一はとても実直な性格であり、恋人から一方的に破局を宣言された後も自分のどこが悪かったのかを延々と自問自答する描写があり、彼の人の良さを物語っている。登場人物たちの言葉からも彼の真面目な性格が度々伺えた。そしてヒロインであるみほもまた、とても実直な性格だった。主人公のことを一途に慕い続けているにも関わらず、彼が自身の恋人に向けて贈る誕生日プレゼントに対して助言をしている。自分の気持ちを押し殺してでも想い人である友一に幸せになって欲しいという彼女の純粋な愛が感じられ、読んでいて熱いものを覚えた。そんな実直な彼らの姿は、双方読んでいて好感が持てた。
 しかしどちらの方が好きか、と問われると私は迷わずヒロインのみほを挙げる。彼らに違いがあるとすれば、みほの方が少しだけ「我侭」だからだ。友一が失恋したと知ってからの行動は早かった。目に見えて落ち込んでいる友一を何度も慰め、何度も自身の想いを伝え、破局した恋人との間で揺れ動く彼の気持ちを多少強引ともいえる方法で手繰り寄せた。「失恋した男の弱みにつけこんだ」と見られることも恐れずに、である。彼女の心を縛っていたものは友一の恋人の存在であった。その足枷が取り払われたとき、彼女は大空を自由に飛び回る鷹のように力強く、そして美しく「我がまま」に羽ばたいた。周りを恐れず自分の気持ちに噓をつかず我侭に想いを伝える。本作が映像化をはじめ様々なメディア展開を見せるほどの人気を誇るのはそんなヒロインの姿によるところが大きいのではないだろうか。
 ところで、本作のタイトル「この恋に気づいて」はリナリアという花の花言葉から取っているという。主人公に対して募った想いの比喩であることは想像に難くない。しかし、このリナリアという花にはもう一つの花言葉がある。それは「乱れる乙女心」というものだ。本作の後半では友一が大学時代同級生だった女性、中村栞に再会。彼女と親し気な様子の友一を見て、みほは不安を募らせる。ここにリナリア花言葉「乱れる乙女心」が表現されているのだ。現実の恋も決して一本道ではない。些細なことで躓き、転ぶ。友一を実直に思うみほだからこそ嫉妬に身を任せ彼に問い詰めてしまったように、真剣だからこそ酷くすれ違ってしまうこともある。だが本当にお互いを思っているならば最後には必ずわかりあえるはずだ。友一とみほの関係は、この一件の後確実に進展した。栞の存在を通して、友一もみほもお互いのことを一途に思い合っていることを確認したからだ。ある詩人は「最も好きな人ではなく、最も許せる人を妻に選びなさい」と謳った。彼の言葉が今ならわかる。愛とは、好き合うことではなく、わかりあうことなのだと。これからも二人はぶつかりあって、そしてわかりあっていくのだろう。
 現代社会において「恋」はより難しいものになった。それは決して変わらない。だが、だからこそそれを乗り越えた「恋」はより価値あるものなのではないだろうか。原石を削り磨かれていく宝石が美しいように、「実直」に「我侭」にぶつかりながらも最後にはわかりあう。それが「恋」なのではないだろうか。「この恋に気づいて」と心で願うだけでなく、勇気を出して我侭に一歩を踏み出してみよう。きっと最後にはリナリアのように温かな恋が実るはずだ。(1879文字)




終わりに

というわけで意外とエロ漫画でも書こうと思えばそれなりに書ける。明日の始業式まであまり時間はないかもしれないが、こんなクソ記事読んでる暇があったら一刻も早く宿題しろ(正論)


それでは皆さん、よい夏を!
ごきげんよう












マッマ「ところであんたはいつ宿題出すの?」
ワイ「?宿題?」















マッマ「”労働”という、社会人の宿題を」
ワイ「あああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!(ブリブリブリブリュリュリュリュリュリュ!!!!!!ブツチチブブブチチチチブリリイリブブブブゥゥゥゥッッッ!!!!!!!」




~こうはならないでね~