ナナミロク

在原七海のファンサイトです(大嘘)

【全年齢版ゆずソフト】賛否両論『PARQUET』を救いたい【感想記事】

PARQUET タイトル画面

※本記事は未プレイの方にも読んでいただけるよう極力ネタバレは避けますが、まっさらな状態でプレイしたい方はクリア後にご閲覧ください








おい、ゆずソフト











ゆずソフト……










ゆずソフト










成人向けゲーム会社の
ゆずソフト









お前、
どうしちまったんだよ。








2年間音沙汰なかったと思ったら、いきなり
全年齢ブランド『ゆずソフトSOUR』発足?
エロゲはしばらく出せない?

お前、最近YouTubeに切り抜かれて
ばっかりらしいな。

高校生になる俺のいとこが
四季ナツメのこと知ってたぞ。
指舐めるのまでは全年齢なのかよ



色々言いたいことはあるが、
一番言いたいことだけ言わせてくれ。




















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金髪筋トレおっぱい、
良かったぞ(絶景)




☆☆☆☆☆




という訳で今回は、ゆずソフトの全年齢向け
姉妹ブランドのゆずソフトSOUR処女作、『PARQUET』(読み方:パルケ)
についてレビューしていきたいと思います!



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【目次】

あらすじ

Brain-machine Interface とは、脳と機械を繋ぐ技術である。
BMIによって、人の記憶はデータ化が可能となり、世界に発展をもたらした。


そして、彼は造り出された。


複数の人間の記憶を混ぜ合わせ、新たな人間を造る非合法な実験によって。


他人の記憶しか持たない彼は“自分”に興味を抱き、“自分”を探して街に出る。
そうして訪れた街で出会った2人。


猫を思わせる涼やかな『茨木リノ
犬を思わせる朗らかな『城門ツバサ


彼女たちもまた、BMIの非合法な実験によって生まれた存在だった。


秘密を抱えた3人、“彼”と“彼女たち”の同居生活が、大きな変化をもたらしていく——


公式サイトより
URL: http://www.yuzusoft-sour.com/products/parquet/index.html


舞台は脳に記憶や経験を直接送り込める機械、
BMIが存在する近未来。

この機械の登場によって、個人の能力差は極限まで縮められましたが、
同時に悪用される事件も多発していました。

主人公も、そんなBMIの非合法な実験によってできた、
複数の人間の記憶を移植された人造人間であり、
自我もほとんどありませんでした。

しかし、あることから【自分】
という存在に興味を持ち、
宛のない自分探しの旅に出ます。

そして主人公は2人の女の子と出会い、
助けてもらうことになるのですが、
この女の子達も大きな秘密を抱えていて…


、といった近未来SFミステリー
テイストです。
ホンマにゆずソフトか?




さて、あらすじを読んでくれた読者の皆さんは
あることをツッコミたくて仕方がないはずです。














せーのっ












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誰がデブやねん。






本作の最重要単語であるBMIは、
現実では一般的に肥満度指数として用いられています。



そのため、物凄くシリアスなシーンでも

BMIの研究が〜」

の一言でダイエットの話に早変わり
目の前にいるのが科学者なのか、
フィットネストレーナーなのか
分からなくなります。


また、作中に筋トレシーンが
あることからも明確な悪意を感じます
エロいからいいんだけどね



ヒロイン


ここからはヒロインの紹介になります。


茨木リノ 編

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☆こんな性癖の人にオススメ
ツンデレ
・ダウナー系
・趣味が乙女
・実は面倒みがいい
・プリコネのホーム画面がクロエ



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ご覧の通りです。
ご不明な点等
ございますでしょうか?




Word Pressで作ったようなテンプレ通りの
ダウナー系ツンデレヒロイン


ぶっきらぼうでとっつきづらいように見えますが、
コミュニケーションに慣れてないだけで面倒みはいい。
プリコネのクロエをもう少し萌えキャラに寄せた感じ。伝われ。



異性慣れしておらず、すぐ顔を紅くしてそっぽを向いてしまう。
マサチューセッツ工科大学の研究によると、『恥じらいを見せたヒロインは抱ける
と回答した童貞は95%にも昇ると言われていますが、
本作は全年齢向けなので抱けません。中世の拷問?




城門ツバサ 編

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☆こんな性癖の人にオススメ
ボクっ娘
・元気系
・食いしん坊キャラ
・ノリがいい
・CloverDay'sならヒカル推し




笑顔が素敵な元気系ヒロイン。
リノある秘密を共有してる関係。


有識者によると、

ボクっ娘は男っぽく振舞ってはいるけどベッドの上で見せるメスの顔がたまらなく股間に来る

らしいですが、本作は全年齢向けなので抱けません。新世代の終身刑


ですが、『ゆずソフト』の『金髪ヒロイン』で『ボクっ娘』という強特性を持っているため、R18版で出ていれば確実にフィギュア化するほどの人気になっていたでしょうし、少なくとも筆者は欲しいです。まぁ、全年齢版しかないんだけどね!(cv.東山奈央)



良かった点と気になった点


最後に、良かった点気になった点
についてまとめていきます

良かった点


操作性
胸を張っておすすめできます。
筆者が今までプレイしてきたどのエロゲーよりも、
システム面はダントツでNo.1


特に、
お気に入りボイス機能
次の選択肢までスキップ
スクリーンショットボタン


は無いゲームも多いので、エロゲメーカーさんは
積極的にパクリスペクトしていって欲しい。



キャラとしての魅力

ゆずソフトのキャラと言えば、
大学生が酒飲みながらやる猥談で考えたかのような
どテンプレな萌えキャラです。

今回も例に漏れず、


ダウナー系ツンデレ
金髪元気系ボクっ娘


と、滞りなく萌えさせて頂きました。
キャラとしてはかなり魅力的でした。
キャラとしては。



作画、音楽


いつものゆずソフト
無難に最高。生ビールみたいな。
圧倒的安心感。ウコンのチカラみたいな。



東山奈央無双


今作はヒロインの声を2人とも東山奈央さんが演じていらっしゃいます。

ダウナー系のリノも、ボクっ娘ツバサも、
それぞれ全く違うキャラですが、
どちらも魅力的に伝わるように
演じ分けていられました。


むしろこの作品はゆずソフト信者よりも、
東山奈央ファンの方をゆずソフト
引きずり込むために作ったのでは
ないでしょうか?


気になった点


ストーリーがミステリー寄り

多分一番の問題点
ストーリーの大部分がミステリーテイストで、
恋愛描写がAfter Story以外でほとんど無かったこと。
つまり、ゆずソフトっぽいラブコメ
期待して買ったらミステリーノベルだったこと
です。


この気持ちをゆずソフトファン以外にも
わかるように例えると、


『甘いものが食べたくてチョコレートパフェを注文したら、
メンカタカラメヤサイダブルニンニクアブラマシマシ二郎ラーメンがでてきた』


ときの気持ちです。
要するに、ストーリー自体は割と好きなのですが
求めていたものでは無かった
、という感じの気持ちです。


シナリオ総量が大体8時間程だったのに対して、
恋愛描写が20分も無いのは流石に不満を隠しきれません。


また、


R18作品じゃないからゴミ!


という批判が巷ではよく見られますが、
それは全年齢版姉妹ブランドのロープライスゲームに求めることでは無いでしょう。


問題はそこではなく、単純にSFミステリーに文量を裂きすぎであり、
その結果恋愛要素が極薄になってしまったところにあります。




ヒロイン同士の掛け合いが足りない


詳しくはネタバレになるので言えませんが、
本作はヒロイン同士の掛け合いも少ないです。


ストーリーやヒロインの秘密を考えると
仕方ない気もしますが、やはり従来の
ゆずソフトの十八番である

ヒロイン同士のわちゃわちゃ感

がもっと見たかったです。




Hができない



R18作品じゃないからゴミ!
(手のひら返し)




…とまでは言いませんが、
したいもんはしたい

ゆずソフトのイラストを見ると下半身がダイマックスするように調整された我々戦闘民族にとって、全年齢版ゆずソフトとはキノコアレルギーのマリオブラザーズくらいゲシュタルト崩壊しています。


ちなみに筆者は本作プレイ後、
あまりに性欲を持て余しすぎて、
Amazonプライムビデオで『おしり探偵
を見始めました(意味不明)。


総評


まず、ロープライスゲームとしての総評ですが、2500円を払うだけの価値はあるでしょう。


確かに『ATRI』などの有名ロープラと比べられるとそれまでですが、
それでも本作にも褒めるべきところは
値段以上にある
と思います。


特に本作のCGや音楽、ED曲などは高水準なので、ぜひ実際にプレイして確かめて欲しいです。




次にゆずソフト作品としての総評ですが、これには改善の余地があると思います。

本家とは全く別の方向性で行くのならいいかもしれませんが、あくまで全年齢版ゆずソフトブランド『ゆずソフトSOUR』として売るのであれば、本家の強みであるヒロイン達とのイチャイチャした雰囲気をもう少し演出しても良かったでしょう。


信者』という漢字を組み合わせると『儲ける』という漢字になるように、ファンが求めている "いつものゆずソフト" を、性的な描写のない『ゆずソフトSOUR』でも表現して欲しい。ゆずソフト信者のひとりとして意見させていただきます。



今回のブログは少しいつもより
真面目なブログになってしまいましたが、
もし購入を検討されている方がいらっしゃったら、

ゆずソフト作品』としてでは無く
ロープライスビジュアルノベル

として買ってみることをおすすめします。
そうすれば割と楽しめると思います。
それでは、次回作を期待しています!




















……え?オチ?











えぇと、すぅぅううううう



















おちn
おちんちん